1. |
なにもなくてよかった
10:46
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ぼくらはずいぶん
同じ窓をわけあって
同じ空をみたはずなのに
きみの本当に触れたよ
空っぽだったな
なにもわからずに笑っているだけ
ぼくは暗い目を覚えて
悲しいふりをするの
よかった、よかった、よかった
なにもなくって
同じ朝、同じ日々
同じことばかり
生活の気配から
逃げて、落ちて
なにもない=きれいなこと
ぼく=いっぱいのきもち
で、気持ち悪いな
ぼくは気持ち悪いな
見てるだけでいっぱいの気持ちで
からっぽのきみはずっと
救われないで
よかった、よかった、よかった
なにもなくって
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2. |
ぼくはたくさんだ
08:47
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ぼくはじゅうぶんだ
ぜんぶたくさんだ
It's all too much
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3. |
音楽を聞いているのです
05:57
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11月の寒い日差しの下
電線の影はアスファルトの模様を
バグったゲームボーイに変えていました
足りない頭を抱え
ぼくは、ぼくは、ああ
公園のベンチで時間に潰されてました
音楽をやっているのです
いえ、無職です
はい、金はないです
お酒はやめました、ホントに
音楽を聞いているのです
まぎれもないぼくの歌
まだここにしかない
はい、たしかにここに
意味? 意味などなく
ただここにあることの
尊さを知っている、知っているから
ぼくは、ぼくは、ああ
時間に潰されながら
音楽を聞いているのです
音楽を、音楽を…
音楽を聞いているのです
ぼくは、ぼくは、ああ
公園のベンチで、頭の中で
十一月の寒い日差しの下
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4. |
Good At Nothing
09:27
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同じ響きだ
ひ、ふ、み、よ
どこまで同じ響き
響き、形、意味
触ると白い
無表情で重くない
価値? 知らない
たぶんある
羽? いっぱいの
飛ばない
走ってる
足はない
生きてない
それは響きだ
わたし、あなた、意味
オントロジ―は理由
わたしの外にある
浮遊する世界の
自意識は窓
言葉は雨
世界は予感
歪んだ窓に映る模様
わたしの窓は
あなたを知るためにある
わたしの窓に
映るあなた教えてあげる
わたしの窓に
わたしは映らないから
あなたの窓に
映るわたしを教えて、ねえ
今日はとても安心な気分で
夏の始まりの日の
凪いだ朝焼けのよう
わたしの中にあるもの
役に立たないがらくた細工で
飾り立てるときれいな
見知らぬ郷愁だけが
わたしの涙
混ざり物のない、ああ…
壊れている
届いているから
なにもかも
美しくなっている
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